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出生と得度
円空は寛永9年(1632)美濃国郡上郡(ぐじょうぐん)の南部、瓢ヶ岳(ふくべがたけ)山麓(美並村)で木地師の子として生まれたと推定されています。少年時代から山野を歩きまわると共に星宮神社の別当寺である粥川寺に出入りし、雑役のかたわら経文や手習いを教えられ、その間に周辺の山々や伊吹山・白山などに登り、山伏修験との交流があったと考えられています。そして修験道への理解を深め、木喰戒を受け、その結果全国各地の霊山をめぐって験力をたかめ、庶民救済という誓願を実現するためには得度が必要との考えに達し、寛文3年(32歳)粥川寺において得度したものと考えられます。 |
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素朴な鉈さばきが生んだ円空仏の魅力。その顔に浮かぶ不思議な微笑みは、何かを語りかけているかのようです。円空上人が円空仏を通して今の世界に話しかけたかったことがあるように思えてならないのです。何も語ることのない円空仏。でも、私たちは円空仏に円空上人の言葉を確かに聴くのです。私たちのふるさとは、多くの像を彫った庶民宗教家のかけがえのない生まれ故郷でもあります。 |
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